FRPグレーチングの上に裸足で乗っても痛くない?|ガラス板の専門店オーダーガラス板.COM

【徹底検証】FRPグレーチングの上に裸足で乗っても痛くない?

お客様から、次のようなご質問が寄せられました。「FRPグレーチングを床に使おうと考えているが、裸足で踏んでも痛くないのか?」この疑問にお答えするため、実際に踏んでみようというのが今回の企画です。

さっそく踏んでいきたいところですが、まずは「FRPグレーチング」とは何か、簡単にご説明しましょう。

FRPグレーチングとは?

FRPとは「ガラス繊維強化プラスチック (Fiberglass Reinforced Plastics)」のこと。ガラス長繊維 (グラスファイバー) を骨材にして、プラスチックで固めた建材です。

軽量で、プラスチック単体よりも強度が高いという特徴があります。耐熱性、耐寒性があり腐食にも強いため、屋外使用も可能。光を柔らかく拡散して、室内を明るくする性質もあります。

一方「グレーチング」とは、一般的には格子状の溝蓋 (みぞぶた) のことです。道路脇の側溝によくあるやつですね。”Grating”は「格子」という意味。

つまりFRPグレーチングとは、ガラス繊維強化プラスチックを格子状にした建材のことです。「格子になっているので、裸足で歩くと足裏が痛いのではないか?」ということを検証するのが、本記事のテーマです。

本記事のテーマ
FRPグレーチングの上に乗ったり歩いたりしても、痛くならないのか?

実験 : FRPグレーチングを踏んでも安全な方法はどれ?

それでは実際に踏んでみましょう。家の中では裸足、靴下、スリッパのいずれかで過ごすと思われますので、その3パターン (プラス1パターン) を試しました。

1.裸足

まずは裸足で踏んでみました。ツボを押されるような刺激はありますが「痛い!」というほど本格的に痛いわけではありません。

足踏みをすると、やや肉に食い込む感触が。1分ほど続けると痛くなりました。穴に指が引っかかると少し危ないかもしれません。家の中で長期にわたり使うことを考えると、裸足では少し厳しいです。

実験結果 : 裸足
始めは痛いとまではいかないが、長時間になると痛くなる。

2.靴下

今度は靴下を履いて。裸足のときよりも感触が和らぎました。しかしやはり長く乗っていると、人によっては痛く感じるかもしれません。階段など長時間いない場所に設置するなら、靴下でも十分です。
実験結果 : 靴下
廊下や階段など、一時的に通過する場所なら問題ない。

3.スリッパ

最後はスリッパ。ほんの少し穴の感触がありますが、痛みに繋がるような感覚は全くありません。フローリングと同じように歩けます。長時間乗っていても大丈夫です。
スリッパ
痛みは無い。床など長時間いる箇所に設置しても大丈夫。

4.ポリカーボネートシートを被せる

そしてもう1つ、ポリカーボネートシートを設置する方法もあります。これなら裸足でも全く痛くありません。ただし少々滑りやすいので注意が必要です。
実験結果 : ポリカーボネートシート
FRPグレーチングの感触が無くなり、痛みは皆無。

結論:裸足でも痛くはない。スリッパなら安全。

FRPグレーチングの上に裸足で乗ってみましたが、歩けないほど痛いということはありませんでした。しかし長時間の使用となると、裸足では痛くなります。つまずく危険性も無いわけではないので、安全を考えるならスリッパを履くか、ポリカーボネートを設置するのが良いでしょう。
まとめ
  使用した時の過ごしやすさ
裸足
靴下
スリッパ
ポリカーボネートシート
  • 設置する場所によって、裸足や靴下でも大丈夫かを判断する。
  • 穴に足の指を取られる危険性もあるので、スリッパが安全。
  • ポリカーボネートを使えば刺激やつまずく心配は無い。ただし少々滑りやすいので注意が必要。

▼今回の実験については、こちらのサイトでも詳しくご紹介しています。
【FRPグレーチング】裸足で歩いても痛くないの!?実際に歩いてみた! | 建材ダイジェスト

色々あるFRPの使い方

FRPグレーチングは、色々な場所に使うことができます。どのような施工があるのか、事例をご紹介します。

踊り場に設置した事例

階段の踊り場に「FRPグレーチング」を設置した事例(東京都八丈島 O社様)

住宅の階段踊り場に設置した事例です。既に書いたように、FRPは光を拡散します。2階から降り注ぐ太陽光を1階にまで届けて、空間全体を明るくするのです。

住宅2階の吹き抜けに設置した事例

住宅2階の吹き抜けに「FRPグレーチング」を設置した事例(長野県佐久市 建築会社S様)

こちらは2階吹き抜けの通路に、オーダーサイズのFRPグレーチングを使っています。こちらも主に採光目的で使用しています。

床材として使った事例

住居の床材として「FRPグレーチング」を取り入れたY様宅の事例

2階の床材として使用しています。窓際に設置することで、光を効率的に下の階まで届けることができますね。

このように活躍の場がたくさんあるFRPグレーチング。では、どこで手に入るのでしょうか。

FRPのご購入・ご相談はFRPグレーチング.COMまで!

FRPグレーチング.COMは、FRPグレーチングを専門に販売するサイトです。施工事例も載っていますので、参考になりますよ。FRPグレーチングについてご相談がある方は、こちらのお電話番号 (0120-97-9024) までお掛けください。

「2階からの日差しを1階にまで届けたい」「ユニークなデザインの床にしたい」といったご要望がある方は、1度サイトを覗いてみてください。カラーバリエーションも豊富なので、お気に入りの一品がきっと見つかります!

最終更新日: