実験や研究などで使用するガラスをオーダーメイドで製作したいとお悩みの方はいませんか?
実験・試験用のガラス部品は、精密な穴あけや、透明度や研磨が重要になってきます。今回は、当社で製作可能な「穴あけや研磨の特殊加工」について紹介していきます。ガラス精密部品の加工でお悩みの方は、ぜひご覧ください。
透明度の高いバフ研磨と穴あけ加工
こちらは、実験で使用するために可視化できるよう透明仕上げで磨きがかけられた石英ガラスです。
側面はバフ研磨で透明度の高い綺麗な仕上がりとなっています。穴あけ加工は、中央の穴が「透明仕上げ」4隅の小さな穴4箇所は「通常仕上げ」で製作しております。
通常仕上げでは、スリ状の白っぽい仕上がりになりますが、透明な穴を開けて欲しいという場合には「透明仕上げ」での制作も可能です。実験などに使用する可視化用ガラスによく使用されています。内部を可視化したい場合は、透明仕上げをお選びください。
バフ研磨(断面) | 通常仕上げ(穴の内径) | 透明仕上げ(穴の内径) |
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ガラス側面から見ると、透明仕上げと通常仕上げの違いがよくわかりますね。透明仕上げは、穴の内部までしっかり観察することができます。小さな穴まで透明度の高い内径研磨が可能なため、穴の内部を観察したいといった用途でも問題なくご使用いただけます。
今回使用している石英ガラスは、可視化の実験に最適なガラスで、透明度や耐熱温度に優れており、化学薬品に侵されにくいという耐薬品性能があるため、薬品を使用する環境でも問題なく利用できます。
また、石英ガラス以外にも様々なガラスがございます。使用用途に合わせてご用意いたしますので、お気軽にご相談ください。
- 構造解析、流体解析の研究で内部を観察できるガラスが欲しい
- 耐熱性や耐食性に優れたガラスで可視化したい
- 内径の穴まで透明にして内部を可視化したい
商品名 | 石英ガラス |
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耐熱温度 |
最高 1000℃ 常用 900℃ |
制作可能なサイズ |
溶融石英ガラス:60cm×60cm |
通常では難しい小さな異形の穴あけ加工も可能です
こちらは、異形の穴あけを行ったサンプルです。円形や四角形だけでなく、通常難しい小さなサイズの穴あけ加工、角Rのついた異形での穴あけ加工も可能です。加工方法は、切削ダイヤでの削りやコアドリルでの穴あけ、ウォータージェットでの切断など形状・サイズに合わせて最適な加工方法を選定いたします。
形状・角Rのサイズなど、ご指定のサイズ・位置に合わせて製作いたします。ご希望のサイズがお決まりの場合、図面や寸歩がわかるものをお送りください。
実験・試験用ガラスの製作をお考えの方は、お気軽にご相談ください!
いかがでしたでしょうか。今回は、実験・試験用のガラス加工について紹介しました。可視化用のガラスには、透明度が高い石英ガラスがオススメです。また、穴あけ加工や断面処理も、より透明感のある加工を行えます。
当社では、切削ダイヤでの削りやコアドリルでの穴あけ、ウォータージェットでの切断など、ガラスの形状・種類に合わせて最適な加工方法を選定しております。ご希望のサイズで、ガラス1枚からの小ロットで対応も可能ですので、お気軽にご相談ください。